わからないことだらけ

なんでもないこと

2023-01-01から1年間の記事一覧

『代わり者の星④』

研究室の外が騒がしい…。何だろう。 「代王星食品の販売です、いかがですか〜?地球人よりも負荷のかかる環境で重宝されています。調味もしっかり!賞味期限も地球の食品よりも日持ちしますよ〜!」 ……、、、日持ち? …賞味期限が、物質の腐敗が…遅い? 少し…

曾祖父は詩人だった。 日にち日にち過ごすような俳諧詩人だった。 何も知らない そんな日々があったことを 根を伸ばして幸せに生きただろうと浮かれて察したのだから自分のような嫌われ者はここに居るべきではないと思ったんだった 母の若い頃その時代の動乱…

kind

空気みたいに漂うから この存在を赦してよね いつかもこんなことを書いたっけ 自分以外の人はこの世界を広げる達人で そちら側には行けないし そうなれそうにもない 鏡に映る姿は怯えだったのよ 人の無償の優しさに怯んでいたの 大丈夫になりたいわ そういう…

『代わり者の星③』

(クレーム冊子次のページへ)…… 代王星の目的は言わば自国(星)戦争によって犠牲になった他星、地球人の保護だ……。 問題解決を目的としているんだ……。 でもこちらからすれば渡りに船、向こうからすればただのお荷物惑星ではないか…。何故交易を続けるんだろう……

『代わり者の星②』

代王星人は…戦争をする事もある…。しかし表立つものとそうでないものがある。⁉︎…法を犯すのである…。法って…微生物保護?保護しなくなる…?撒き散らかして相手を懲らしめるのか!考えたな…。ほほう、………………(読み進める)………………?そうでもないみたいだ。消す……

『代わりの者の星①』(定期創作話➀)

近年新しい惑星が発見された。 その名も《代王星》だ。 水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星…《代王星》 研究者達がメディア社会の事を木で鼻を括る良い機会になっていた。その新しく発見された星には人間が棲んでいる事が発覚した…

いつもより眩しい

不安になるとピカソの絵を思い出す。 顔に線の入った女性の絵 両親どちらかの祖父母の家にポスターとして貼られていた。 肌すらも、肌色には見えなかった。 青と黄色、黒や茶色を忙しなく混ぜ混ざりきっていないような塗り方だった。 何故それを思い出すのか…

自己

最近気付きましたが私は既に混ぜられたパスタが苦手です。 注文した後から作られたものは好きで美味しいと思うのですが… マカロニのマヨネーズパスタやケチャップパスタが苦手です。作り置きのどちらかと言うとサラダのようなタイプのものです。 苦手な食べ…

花惢

空に聞いた お前は私の大切に想った人を抱えているのか 人を困らせる天才なのか 天空に尋ねた 確かその辺りに いるはずなんだ と 上の方に 恐らくかなり上の方まで 行ったはずなんですけどね その続きは誰も知らなかったわ 私の居る場所なんて 見当もつかな…