わからないことだらけ

なんでもないこと

忘勞

忘却は 人間が生きていくのに必要な 技だ

傲る

大事なものを手からこぼれ落とし 全てを失ってしまった気分なのに 平静を装い ただ笑っていた

剰る

どうしてこの世は 正直ではない人が 本当の事を言わない人が 人間の命運を左右するような その他全てを決定するような権利をもつのだろう 考えても考えても わからない どこにも答えが無い 自分は今、悲しいんだろうか この気持ちにはどんな名前が付くんだろ…

『代わり者の星④』

研究室の外が騒がしい…。何だろう。 「代王星食品の販売です、いかがですか〜?地球人よりも負荷のかかる環境で重宝されています。調味もしっかり!賞味期限も地球の食品よりも日持ちしますよ〜!」 ……、、、日持ち? …賞味期限が、物質の腐敗が…遅い? 少し…

曾祖父は詩人だった。 日にち日にち過ごすような俳諧詩人だった。 何も知らない そんな日々があったことを 根を伸ばして幸せに生きただろうと浮かれて察したのだから自分のような嫌われ者はここに居るべきではないと思ったんだった 母の若い頃その時代の動乱…

kind

空気みたいに漂うから この存在を赦してよね いつかもこんなことを書いたっけ 自分以外の人はこの世界を広げる達人で そちら側には行けないし そうなれそうにもない 鏡に映る姿は怯えだったのよ 人の無償の優しさに怯んでいたの 大丈夫になりたいわ そういう…

『代わり者の星③』

(クレーム冊子次のページへ)…… 代王星の目的は言わば自国(星)戦争によって犠牲になった他星、地球人の保護だ……。 問題解決を目的としているんだ……。 でもこちらからすれば渡りに船、向こうからすればただのお荷物惑星ではないか…。何故交易を続けるんだろう……

『代わり者の星②』

代王星人は…戦争をする事もある…。しかし表立つものとそうでないものがある。⁉︎…法を犯すのである…。法って…微生物保護?保護しなくなる…?撒き散らかして相手を懲らしめるのか!考えたな…。ほほう、………………(読み進める)………………?そうでもないみたいだ。消す……

『代わりの者の星①』(定期創作話➀)

近年新しい惑星が発見された。 その名も《代王星》だ。 水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星…《代王星》 研究者達がメディア社会の事を木で鼻を括る良い機会になっていた。その新しく発見された星には人間が棲んでいる事が発覚した…

いつもより眩しい

不安になるとピカソの絵を思い出す。 顔に線の入った女性の絵 両親どちらかの祖父母の家にポスターとして貼られていた。 肌すらも、肌色には見えなかった。 青と黄色、黒や茶色を忙しなく混ぜ混ざりきっていないような塗り方だった。 何故それを思い出すのか…

自己

最近気付きましたが私は既に混ぜられたパスタが苦手です。 注文した後から作られたものは好きで美味しいと思うのですが… マカロニのマヨネーズパスタやケチャップパスタが苦手です。作り置きのどちらかと言うとサラダのようなタイプのものです。 苦手な食べ…

花惢

空に聞いた お前は私の大切に想った人を抱えているのか 人を困らせる天才なのか 天空に尋ねた 確かその辺りに いるはずなんだ と 上の方に 恐らくかなり上の方まで 行ったはずなんですけどね その続きは誰も知らなかったわ 私の居る場所なんて 見当もつかな…

大切にしている植物が枯れた 私のせいじゃない 私のせいじゃないわ たった3日 たまたま日当たりが良くて それだけで 耐えられなかったのね 私だったら 真面目に生きていても 誰も助けてくれないなら こんなところにいるなんて 馬鹿馬鹿しくなるのにね

氷点下の冷たい言葉を 刃物のように突き刺しては みんなが笑ってる やめて ものすごく辛いわ 気持ちを言葉にする事はままならないのに 時間だけが過ぎていく あれ 空気はこんなにも暗い色をしていたっけ 人はこんなに温もりに包まれていたっけ 知ってる? 身…

働けなくなったなら 鬼の気持ちを知る事ができる自分で思うように 動けなくなったなら 鬼の気持ちを知る事ができる自分以外の人間の ひとつひとつに口を出しては 詰る事ができる健康を捨て責任だけを背負った人間になることができるこの時何も こわいものは…

家の鍵を全て閉めて チェーンをかけて 門の鍵も開かないようにしてもしね もしよそうやったら ひきこもりだと言って揶揄うの?こちらの傷を見て見ぬふりしては 我儘を聞かせてそんなにしてでも 私のことを揶揄うの?この世の中はもっと単純だと 真反対の言葉…

終着

この愛着は時間と値段に見合っているのかな確かにもうそこには誰もいないけど 寂しさを憶えない場所になっていってこの苦しみに似たひとりぽっちは 自分が頭の中で生み出した幻想だったということと 人よりも長く残る物質に対する嫌悪感だった一分一秒を ど…

世界から私が消えても 誰も気付かないと思う世界から私が消えても 誰も困らないと思う世界から私が消えても その苦しみは偽物だと思う何事もなかったように ご飯を食べていいのかな何事も無かったように 人々に言葉を届けていいのかな時々酷く不安に思うこの…

たとえ ば

ー死刑囚に普通の人間にはできないことをさせるー そんな国があったとして 彼らの役割は自らの寿命の時間全てを使って 人間の生死に関わる仕事及び研究をしなければならない 1秒たりとも過不足は無くーー生涯厳密に管理される そんなのは医者ではないかと思…

私の病

本を読むことができなくなる。 字、そのものが一文字一文字浮かぶ。 一文字ずつだと、読める。 内容がわからない。 集中が続かない。 読みたい、気持ちを保ちながら 読むこと、を諦める。 昔から、なんだ。 治らないんだ。 まるで誰かに諦めろって言われてい…

本音

海外に行き他国を知るという行動について 日本の環境が合わないのではない。 日本人をやめたいわけではない。 気分転換が大きな理由 ここがどんな国で誰に何を言われようと 自分の本質は変わらない。 誰かを怒らせた君の助言すら何の意味も持たない。 それが…

問い

その時の気分にぴたりと寄り添うような歌詞って 何故なんだろうと考えてしまう。 例えば何気なく聞いた背景のような音楽に。 その時は聞き流していても、本当は髪の毛を引っ張られていて 後になって必死に探すんだ。 その時誰かに尋ねれば良かったのにという…

遺伝

閉鎖的な社会を危険だと思う時があります。 それは全員が平等に思考することを認められていない状況がある時です。自分の考えがまだ定まっていない時、他人からの影響は大きいからで直ぐに気持ちが変わってしまう。 買い物の時、自分が欲しい物よりも勧めら…

はてなスター

私は心理的パーソナルスペースを守れない人を信じられません。 子供の頃からなんとなく嫌な気持ちになっているからです。 {何が嫌なのかと}言うと{それは本来親の役割だがそれが成り立っていないと}痛感してしまうからです。 {脳で}理解している事を何…

オリンピック

“始まりは3人の青年がただ走っていただけだった” オリンピックの歴史はご存知ですか。 第一回では女人禁制だと謳われていたようで、それは誰が提唱したものではなく女性の身を労る男性側の気持ちからでした。 (実際は大会の暴力的見解を避ける目的や着衣に…

お金のこと

大人にはずっと言っておきたいことがあります。 世の中お金ではない、ということです。 そんなことは当然なのですが 私はお金を人を信用する指針にはしないでおきたいと思っています。 生活に必要な品物があれば買うことがあると思いますがそんな事は誰にで…

漁夫之利

恋愛の邪魔をする者がいるのならそんなのは始めから悪だと思うけど、誰もが応援しているのにそれが悪に見えるのなら自分が狂ってきているのだと思う。 《狂人》 妖怪みたいな言葉。 けれど私からすると普通の人間が一番それに近いのだ。 集まり群れている中…

視点

《気分障害の》人間を何とかしてあげようとする人って自信があるというか 本人はホラー映画を観ている最中なのに その続きが気になる映画の画面を消そうとしている 怖いけど 全編見切った方がすっきりするのに 途中で全て終わらせようとするんだ ー悪い事を…

暗闇が怖くなる時がある。 その気持ちを理解してはもらえない。 わからない立場の人は私の事を危機感が強いなどと言う。 そういうわけではないのだ。 気質を理解されないことがさらに不安を煽る。 ー使う言語が微妙に違うことでー 言葉で説明できていない自…

この1年の変化

外出が減った。 同時に言語への関心が高まった。 昨今の病原体への関心の度合いは変わらないが内心気付く事はあった。 父と母に生み出された私は彼らと同じ道程を辿り同じ生活を送ると思っていたがそれは違った。 私が嫌々するような行動をこの二人は嬉々と…