小学生の頃留学を目的とした英会話塾に通っていた時期があって授業のひとつにその時の自分のラッキーナンバーを決めようという会話があった。
座右の銘みたいなもので何か困ったことがあればこの数字にすると良いというものだ。
みんな自分で数字を選ぶんだけど混沌としていた自分は最後に残った4の数字が自分のラッキーナンバーになった。
その頃〝ラッキー7〟という数字が一番幸せなものだと思っていたので選ぼうと胸を躍らせたが他の人に取られてしまった。
その事が悔しかったのか他の学校生活では7という数字に執着していた気がする。
残り物には福がある、4はしあわせの『し』である、ことを先生に説明され納得したのを憶えている。
教室ではやたらと緊張し落ち着かなかった私はいつも自分の本音を言えている気分にはなれなかった。
“これが大人になった時の社会生活なのだろう”と正解なのかよくわからない解釈をしていた。
秋から冬になる時のもったいぶった気温が好きで外に出る機会が多くなる。
時間を大切にするという意味でも「迷った時はこれにしよう」と胸のうちで考えておく事は賢い方法だ。