わからないことだらけ

なんでもないこと

怖い話

 

野生生物のこと

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弱肉強食の世界において弱いものは食糧となってしまう。

それも未だ生があるというのに食べられ全てが強制終了してしまう側面がある。

たいていの目にする場合が草食動物なのだが。

敏感に察知できる個体は逃げ延びる。

が捕まった者は惨い現実が待っている。

ドキュメンタリー映像で目にするそれはとても見ていて良い気分にはならない。

もっと素早く動いて逃げろよ、と思ってしまうのだがいつも『私が』その時思い出すのは草食動物はこの局面で快楽物質を脳から出しているという一説だ。

幼い頃見た番組の研究者や学者の見解では食べられているにもかかわらずこの生物にはそれ程痛みが無いというものだった。

寧ろ快感さえ覚えていて負けを認めながらそれを自らは理解できていないという生類が存在しているということだ。

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〝それならいいか〟と子供ながらに思った事が過去にあった。

 

大人になった今思うのは「それは立派な脳味噌のバグだ」ということだった。

動物が可哀想かどうかの問題よりも事実としてあったのは明らかな恐怖だった。

現実を受容すると生命を保っていられない生殖動物への憎悪があった。

誰が提唱したのかその説に耳を傾けていたその頃の自分は今よりも大人びていたのだと思う。

 

本当の私はきっともっと子供だ。